セミナーのスライドデザインで学習効果を最大化する3つの考え方

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セミナーのスライドデザインというと、プレゼンテーションで使われているようなキレイにデザインされたものをイメージされる方も多いでしょう。

しかし、理解すべきは我々コンサルタントの仕事はセミナーであって、プレゼンテーションではありません。

セミナーとプレゼンテーションは、確かに似ている部分もあります。

しかし、異なる部分もたくさんあります。

ですから、プレゼンテーションの本にあるスライドデザインの方法を、セミナーのスライドデザインでそのまま使おうとしてもうまくいきません。

では、セミナーのスライドデザインはどう考えて作れば良いのか・・・

今回はセミナーとプレゼンテーションの違いをふまえた上で、スライドデザインをどうやって作るのかについて解説します。

セミナーとプレゼンテーションの2つの違い

セミナーでの学習効果を最大化させる考え方をお伝えする前に、まずセミナーとプレゼンテーションの違いから解説していきます。

ポイント1:目的が違う

プレゼンテーションの目的は、
・価値観や考え方を理解してもらう
・購入の意思決定をしてもらう
こと。

一方で、セミナーの一番の大きな目的は、
・学んでもらう
・学んでもらったことを後で使ってもらう
ということです。

つまり、セミナーとプレゼンテーションでは目的が違うわけです。

すると、
・伝えるべきこと
・伝え方
も当然変わってきます。

ポイント2:時間の長さが違う

セミナーは、プレゼンテーションと比べて時間の長さが非常に長くなります。

一般的なプレゼンテーションは20分程度。最大でも60分がMAXでしょう。

一方で、セミナーの場合。
セミナーは、普通に3時間〜5時間、場合によっては3日間など長時間に及ぶ場合もあります。

ということは、プレゼンテーションと同じ感覚でスライドを作ると、セミナーのスライドは膨大な量になってしまいます。

コンサルタント、先生業のあなたは他の仕事も忙しいですから、そんなにスライドを作る時間はありません。

では、セミナーのスライドデザインは、いったいどう作れば良いか?

大きくわけて3つの考え方があります。

セミナーのスライドデザインの考え方1
スライドデザインの数はできるだけ減らす

セミナーは長時間になります。
前述の通り、そもそも大量のスライドデザインを作っているヒマなどありません。

人によっては、セミナーは3日間くらいで、話す内容は決まっている。
でもスライドデザインを作るのに1週間もかかってしまう・・・
こんな方もいます。

では、スライドデザインを1週間かけて作ったら学習効果が高まるのか?
その効果は限定的です。

セミナーのスライドデザインのために1週間も費やすくらいなら、セミナー内容をさらに練り込んでわかりやすくしたり補足資料を作るなど、ブラッシュアップに1週間を費やす方が、よほど受講生の学習効果が高まります。

ですから、スライドの数はできるだけ減らす。
極論スライドは無しでもOKです。

そうすると、どうなるか?

スライドデザインは、減らせば減らすだけスライドデザインを作るあなたもラクになります。
それに時間の節約にもなります。

セミナーのスライドデザインはビッグアイデアで作る

セミナーであなたがスライドを使う場合。
もちろん、セミナーでスライドを使うこと自体を否定するつもりはありません。
もし、セミナーでスライドを使うなら「話したいことの大きなアイデア」で作ります。

これは、「ビッグアイデア」と呼ばれたりします。
ビッグアイデアとは「本当にセミナーの中で伝えたい大きなポイント」のこと。

スライドデザインは、「ビッグアイデア」や「見てもらうべき大事なグラフや資料」。
こうしたものをスライドデザインとして使います。

逆にいうと、スライドを作るなら
・ビッグアイデア
・大事なグラフや資料
くらいにスライドデザインの数は減らしましょう。

箇条書きがたくさん書いてあるようなスライドデザインはダメです。

これらの点に注意すると、例えば1時間で60枚、70枚とたくさんのスライドデザインを作る必要はなくなります。

セミナーのスライドデザインの考え方2
アイデアの本質を伝えるイメージを入れる

セミナーのスライドデザインには、ビックアイデアが伝わるような
・イメージ
・写真
・画像
を入れましょう。

普通の講義だと伝えられるのは、文字だけ。
しかし、セミナーでスライドデザインを使うと、イメージを伝えやすいメリットがあります。

セミナーのスライドデザインには、相手が一気にイメージできるような
・画像
・映像
を入れてください。

すると、相手はより深く理解できるようになります。
スライドデザインは「本質が伝わるようなイメージ」を意識して作るようにしてください。

ホワイトボードや補足資料を使う

セミナーでは、話の本質以外に細々した部分も学んでいただく必要があります。

そのために、セミナーの細々とした部分は、
・ホワイトボードに書く
・補足資料を渡す
といったことでフォローをします。

セミナー中にスライドデザインばかりだと、ずーっと1点に集中することになります。
すると受講生は、眠たくなってきます。

その対策として、ホワイトボードや補足資料を使うことが実は非常に効果的です。

特にホワイトボードは、「動き」を演出することができます。
・書く
・パンパンと軽くたたく
・見せる
ホワイトボードだと、こうした動きを見せることができるわけです。

セミナーは、楽しく、集中力を切らさずに学んでもらうことが重要です。
そのためには、実はスライドデザインを見せるよりホワイトボードを使う方が良いです。

私の場合、スライドは一切使わずホワイトボードだけというセミナーが大半です。

セミナーのスライドデザインの考え方3:
文字の大きさは50pt以上にする

スライドデザインの文字の大きさが50pt以下になってしまうとき。
その場合、あなたはスライドデザインの中に情報を詰め込み過ぎている、と考えてください。

もし、文字の大きさが50pt以上で入れないような場合は、スライドデザインの中の
・文字量が多すぎる
・内容が細かすぎる
・ビッグアイデアになってない
ということ。

それではスライドデザインの意味を成しません。
ですから、スライドデザインの文字の大きさは、必ず50pt以上を目安にしてください。

それから、スライドデザインでは、文字のフォント選びも重要です。

WindowsでPowerPointでスライドデザインを作成する場合は、「メイリオ」
Macであれば、PowerPointでもKeynoteでも「ヒラギノ角ゴ」が見やすくて良いです。
私は、スライドデザインのフォントはこれらを推奨しています。

セミナーのスライドデザインで学習効果を最大化する3つの考え方
まとめ

以下は、実際に私のセミナーで使ったスライドデザインです。

見ていただくとお分かりの通り、画像とタイトルしかありません。
細かなやり方や方法などは書いていません。

どうしていたのかというと、細かなやり方や方法は
・別で話をする
・資料を配る
・ホワイトボードに書く
こういった形を取っていました。

すると、
・一生懸命書いてメモをとらないといけない
・何かアイデアを出さないといけない
・アウトプットに時間をかける
という作業が発生するので、受講生は暇になりません。

さらに、スライドデザインの情報を単に書き写すだけではなくなるので、
・自発的に考えながら書く
・しっかり理解しながら書く
というようになります。

そうすることで、相手の学習効果を大きく高めることができるわけです。

スライドデザインは、セミナー用とプレゼンテーション用では明確な違いがあります。
あなたもぜひ今回の方法を試してみてください。
そうすることで、セミナーでの受講生の学習効果を簡単に最大化できるようになります。

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