コミュニティ運営のための「クライアントモデル」の作り方

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コミュニティにメンバーを集めるとき、「どんな人を対象とするのか?」ということを考えることが大切です。

「できるだけたくさんの人に所属してもらいたい」と考えるかもしれません。

しかし、コミュニティの趣旨に合わないメンバーが入ってしまうと、コミュニティの方向性がブレてしまい、まとまりがなくなってしまいます。

あなたが掲げたコミュニティの理念を実現させるには、あらかじめ「こんな人を集める!」と決めておかなくてはなりません。

そのために考えておきたいのが「クライアントモデル」です。

マーケティングを学ばれている人は「ペルソナ」という言葉を聞いたことがあると思います。

コンサル大学では、一般的にマーケティングで言われる「ペルソナ」を、コンサルタント向けに特化して「クライアントモデル」として作るようにしています。

ここでは「クライアントモデル」の概要と、その作り方を紹介していきます。

クライアントモデルとは

クライアントモデルは、理想的なターゲット像として、まるで実在するかのようなリアルな人物像を描いたものです。

なんとなく「40代の主婦を相手にしよう!」とか「30代のサラリーマンを集めよう!」というだけではなく、名前・年齢・性別・会社名・年収・趣味・嗜好・普段の行動・・・など、細かいプロフィールまで設定します。

より明確に、具体的にクライアントモデルを作ることによって、相手にしたい人物をイメージしやすくなるため、相手に合わせたメッセージを発信することができるようになります。

結果、あなたが理想とする人物をコミュニティに集めることができるようになるのです。

クライアントモデルを作る3ステップ

クライアントモデルは、次の3つのステップで作っていきます。

ステップ1. クライアントモデルに関する情報を集める
ステップ2. 集めた情報を仕分ける
ステップ3. 仕分けた情報をストーリーにまとめる

この3つのステップにしたがって、実際にクライアントモデルを作っていきましょう。

ステップ1.
クライアントモデルに関する情報を集める

クライアントモデルを作るのに必要な情報を集めていきます。

必要な情報を以下に挙げていきますので、それぞれ答えを書き出してみてください。

ここでは、元となる情報をたくさん書き出しておくことが大切です。
もし答えが出てこない場合は、実際のクライアントにヒアリングしたり、周りの人に聞いたりしてみましょう。

補足:
ここで書きだした情報をステップ2で分類します。分類しやすいようにそれぞれの答えを付箋に書いたり、Excelなどの表計算ソフトに入力するようにしておきましょう。※ おすすめは付箋の方です。

個人データについて

・性別
・年齢
・職業
・所得
・世帯
・学歴
・住所

仕事について

・どんな仕事をしているか?
現在の仕事内容や、労働時間や働き方について書き出してみましょう。どんな境遇で働いているのでしょうか?仕事の不満や悩みはなんでしょうか?

・解決したい問題はなにか?
どんな問題を解決したいと思っているのでしょうか。不安・焦り・怒りなどの感情は持っていないでしょうか?また、自分では気づいていない問題はあるでしょうか?

・問題を解決してどうなりたいか?
将来に対して、どんな強い願望があるでしょうか?問題がなかったら、どうなりたいと考えているでしょうか?

生活について

・どんな生活をしているか?
現在のライフスタイルを書き出してみましょう。家族や友人との関係はどんな感じでしょうか?生活の不安や悩みはあればそれも書いておきましょう。

・解決したい問題は何か?
理想のライフスタイルになるために、どんな問題を抱えているでしょうか?不安・焦り・怒りなどの感情はあるでしょうか?

・問題を解決してどうなりたいか?
将来に対して強い願望があるでしょうか?願望はあるが実現できない様子を書き出してみましょう。

目標について

・長期的な目標は?
5年後・10年後どうなりたいと思っているでしょうか?
あなたのサービスに関連した理想的な未来を示してください。

・中期的な目標は?
半年後・1年後どうなりたいと思っているでしょうか?
あなたのサービスに関連した目標を示してください。

・短期的な目標は?
半月・1ヶ月後どうなりたいと思っているでしょうか?
あなたのサービスに関連した結果や成果を示してください。

性格や行動について

・問題解決のためにこれまでしてきたことは?
書籍・ネット・相談・セミナーなど、具体的に何がしてきたことを書き出しましょう。これまで問題解決をできなかったとしたらその理由はなんでしょうか?

・あなたのサービスで解決できる原因や問題は?
あなたのサービスに何をもとめているのか、その理由を書いてみましょう。もし、行動に移せない理由や制約があるのなら、それは何でしょうか?

・あなたのサービスのどの点にピンと来たのか?
あなたのサービスを見た時の印象や感情はどうでしょうか?どこを気に入ったから、あなたのところに来てくれたのでしょうか?

それぞれの項目に対して答えを書き出すことができたら、次のステップに進みます。

ステップ2.
集めた情報を仕分ける

クライアントモデルに関する情報を書き出すことができたら、次にその情報を共有する特徴にしたがって分類していきます。

クライアントモデルの特徴は、次のような項目について分類してみましょう。

補足:
この時点では、情報をおおまかに分類するだけでOKです。次のステップで、さらにわかりやすくまとめていきます。

・個人データ

・性格・考え方・外見的特徴などの人物像

・現在の状況

・必要としているサービスや商品

ステップ1で書きだしたものを分類していくと、新たに追記したい情報が思いつくことがあります。その時は、どんどん追記していきましょう。

ある程度、分類ができたら次のステップにすすんでください。

ステップ3.
仕分けた情報をストーリーにまとめる

ここまでのステップで、クライアントモデルの特徴を箇条書きにまとめてきました。

そこから、さらにクライアントモデルの人物像をわかりやすくするために、ストーリーを考えていきます。

ここで使うのが『クライアントモデルシート』です。

クライアントモデルシート
※クリックして拡大

『クライアントモデルシート』には、次のような項目があります。

・個人データ
・性格・考え方・外見的特徴などの人物像
・現在の状況
・必要としているサービスや商品
・興味・関心・悩みを表すキーワード
・ひとことで表すとこんな人
・写真

まずは、

・個人データ
・性格・考え方・外見的特徴などの人物像
・現在の状況
・必要としているサービスや商品

についてストーリーを考えてみてください。

箇条書きになっている特徴を、並べ替えたり、つなげたりすることでストーリーをつくることができます。

・興味・関心・悩みを表すキーワード の項目には、クライアントモデルがインターネット検索で使うキーワードを書き出しておきます。

ひとことで表すとこんな人 の項目には、クライアントモデルシートの内容をまとめておきましょう。これをまとめておくと、より簡単にイメージしやすくなります。

・写真 も用意して貼り付けておきましょう。
実際のクライアントの写真でもいいですし、インターネットの素材サイトでイメージに近い人物の写真を探しても大丈夫です。

ここまでまとめることができたら、クライアントモデルシートの完成です。

ちなみに、コンサル大学の主催するコミュニティ『プルスウルトラJ』のクライアントモデルはこのようになっています。

クライアントモデルシート(みほん)
※クリックして拡大

このような感じでまとめることで、あなたが相手にするべき人物像がはっきりとわかり、相手に合わせたメッセージを発信することができるようになります。

クライアントモデルを作ってからやること

クライアントモデルができあがったら、ブログを書くときも、メルマガを書くときも、商品やサービスを考える時も、クライアントモデルを意識するようにしてください。

クライアントモデルのイメージが定着するまでは、クライアントモデルシートを手元に置いておきましょう。それを見ながら、いろいろなことに取り組んでいくと良いでしょう。

最初の頃は、写真を印刷してパソコンのモニター上部に貼り付けたりしておくようにするのがおすすめです。

クライアントモデルがあれば、コミュニティの運営に関わる人全員に、理想のメンバーの人物像を共有できます。

復数のメンバーでコミュニティを運営する場合は、関わる人全員で上記のステップに取り組んでみてください。

あなただけではなく、全体でクライアントモデルの理解を進めることによって、その精度をアップさせることができます。

クライアントモデルは一回作っただけで終わりではありません。

定期的にクライアントモデルを見なおして、常に「どんな人を対象とするのか?」を考え続けていくことが重要です。

コミュニティ運営のための「クライアントモデル」の作り方
まとめ

クライアントモデルを作ることはコミュニティ運営の助けになります。

クライアントモデルなしでは、あなたのコミュニティに相応しくない人物を招いてしまうことにもつながります。それでは、あなたのことを信頼してくれている他のメンバーにもマイナスの影響を与えてしまいます。

そうならないように、クライアントモデルを常に頭に描けるようにしておきましょう。

今回ご紹介したように、クライアントモデルを作る際は、できるだけ具体的に人物像を思い浮かべることが大切です。

クライアントモデルを作ってからコミュニティ運営に取り組むことにより、より理想的なメンバーを集めることができ、あなたの理念を実現できるコミュニティを作れるようになっていくでしょう。

あなたの思いや、市場のニーズに合わせて、クライアントモデルも定期的に更新していってください。

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